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『自転車を組み上げる。』

2019.04.17(13:39)
こんにちは。
8823スタッフのえのもとけんたです。
私どもは、春と言う事で忙しく働く日々の今日この頃ですが、皆様はいかがお過ごしでしょうか?

『今日のテーマ』は、腕が立つ自転車屋さんの常識、私にとっては悩みどころの話です。

自転車を組み上げる能力が高い自転車屋さんは、腕が良い自転車屋さんとして扱われ、固定客がつきそれなりにお店を続けて行ける。

こんな世界がかつてはあったそうです。
私が店を開業したのは、2011年の8月なのですが、この頃には既に自転車をきちんと組み上げる事に執着しているだけで店の運営を成り立たせることが出来るだけの売り上げが立つ時代ではなかったよな、と振り返ってみると思います。
だから、「悩み所」なんですね。

一体、何を悩んでいるかというと腕が立つ自転車さんでも年配の方は、中古の自転車を安く仕入れてそれを直して売る事で売り上げを立てていく方面に抵抗なく移行なさっていると。
一方、年齢が若い方は新車販売にこだわられてハイエンドのスポーツバイクの世界等で腕を磨かれていると。
大きく分けてその2つの方向が方向性として御座います。(間を見れば、他にも様々なスタンスがあると思います。)
その時に55坪倉庫付きの店を父親と2人で運営している私がどうするべきなのか。
今まで通り、1万円から50万円前後の自転車を売る努力をするのか、5000円から100万円の自転車を売る努力をするのか。
その辺の『線引き』の話なんですが、私自身は目の前のお客様の声に耳を傾けつつ丁寧にやって行こうと思っているだけだったりします。

参考:
Q私自身が腕の立つ自転車屋さんなのかどうか。
⇒A自負と評価の間で割れると思うんですが、作業が早い自転車屋さんではあると思います(開業の頃の時点でぶっちぎりでしたhttp://8823bikes.blog.fc2.com/blog-entry-177.html)。作業が早い自転車屋さんがきちんと時間を頂いて丁寧に作業をしているというのが当店のお客様向けの作業です。それでも、評価は色々あると思います。それは、仕方ありません。

Q『自転車を組み上げる』事にこだわる事の意義。
⇒Aいくつかあると思います。一つ目として挙げたいのは、『気づき』が増える事。7部組の状態から自転車屋さんがお店で組み上げる場合の方が、完組の自転車を販売する場合よりも自転車屋さんがその自転車の事をよく知っている事が多いです。結果的に、自転車の質に対する意識が上がることも多いです。
二つ目は、「バラ完」とかいいますけど7部組で届いたスポーツバイクを一旦バラバラにして組み上げなおす事にこだわられているお店さんもあります。そうゆう所は、手間をかけている分定価販売の所も多いです。つまり、当店みたいに用品部品を買う代金くらいは値引きしますとか言わないで済むので、結果的に多くの利益を得ることが出来ます。
三つ目は、自転車技士・自転車安全整備士の実技試験の内容が含まれるので、免許を取る前からこだわることが出来る環境に身を置かれてる方は、恵まれてると思います。
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